燦然たる黒歴史の溜まり場く(´(Å)`)ツルリ

誤字脱字発見有難いです〜グッドボタンに感謝〜

同人/イラストの記事

イラストいただきました<サクラ色の日々のなかで>

近日公開予定で、目下調整中の『サクラ色の日々のなかで・ブログ版』でありますが……

 

このたび、

同作が誕生するきっかけとなった創作イベント「箱庭祭」の主催者 ayuラブ★さんから

お祝いのイラストを頂きました!

 

 

 

 

池田由耶ver ayuラブ★さん

(キャラクター原案:虚淵幻さん)

 

『サクラ色の日々のなかで』の主人公池田由耶(イケダユヤ)を

素敵に描いてくださってほんとうにありがとうごさいました。

 

 

あたしの桜は咲く前に散ってしまった。

「なあ、元気出せよ」
 そう笑ってみせる彼。卒業式を迎えたあたしたちが、もうこの道を歩むことはない。

 彼はこの街を出て都会の大学へ行く。
「じゃあね」
「じゃあな」

 あたしの家の前。また明日、ってハグをしたら今日はお別れ。

 サクラ日々なかで、ずっと一緒だったふたりの歩幅は乱れてく。

 学校でもちょっぴり流行っていたおまじない。

 神社の境内で売っている淡い色調で四季をイメージしたレターセット。
 携帯電話の連絡を絶って、この手紙で文通をする。

 便箋を使い切ると願いがかなうんだって。
「めんどくさいことするよな」
「本当に好きだからこそ、効き目があるんじゃないかな」

「ずっと待ってるからな」
「絶対だよ。あたしもすぐ追いつくから」

 

あなたは、なにを願いますか?

 

〜サクラ日々なかで〜

ブログ特別編集版

 

近日公開予定

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雄鶏Aイラスト拝領しました!

 

あの本ブログの看板作品 『空でダンスを』 

に素敵な挿絵を添えてくださった樫乃ぴすさんが……

 

現在最終章を控えている雄鶏Aへ御厚意でイラストを寄せて下さいました!

本当にありがとうございます!(´>(Å)<`)こっそり本編の方にも掲載させて頂きます。

 

 

 

ヒーロー志望! 仁王立つ!〜第5回〜

例え多勢に無勢でも、見ず知らずの女性を助けようとする守田涼の信念。

勝つ見込みはない。だがそれでも俺は負けない。

 

謎のヒーロー??〜第6回〜

  

鉄パイプ一本で三人の男を手玉にしてしまった謎の人物。

ヒーローかと思えば、悪い奴らからカツアゲ! 正体は一体誰!?

 

 

 

河鴎先輩の奮闘〜第13回〜

 

これも全て愛する後輩の為、おっかない梨乃のご機嫌取りに一生懸命の大地。

しかし、それ以上の曲者学長留治が乱入、梨乃の料理を狙ってる! 大地大ピンチ!?

 

 

潜入大作戦(if)〜第20回〜

 

もしも、涼が「アフロが素敵な、ホットなソウルブラザー」

の格好で大学講義に潜入していたら……。

涼「考えて欲しい。目立とうとする者を、果たして誰が隠密だと思うのだろうか?」

 

 

☆イラスト四点…… 樫乃ぴす さん☆

 

 

 

 この場を借りまして、駄文「雄鶏A」にイラストを寄せて頂いた皆様に改めて御礼申し上げます。

まだまだこんな至らない作品に、毎回無茶振り設定とイメージにも関わらず、恐るべきキャラメイク力で数々のキャラコンセプトアートを提供して下さる虚淵幻さん、レトロヒーロー衣装で純真な瞳と青い空のような心、守田涼という人物を象徴するイラストを寄せて頂いたニシワデアヤノさん、そしてコミカルでユーモアと愛に溢れた樫乃ぴすさん。それぞれが三者三様、輝く個性が魅力の方々にイラストを寄せて頂けるとは、私は本当にどれほどの贅沢者なのでしょうか。インターネット上で顔も知らない同好の士が、一つの作品を通じて関わるという、素晴らしい体験をさせてもらって感無量であります。

 

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雄鶏A人物相関図

 

 ※クリックで拡大して下さい。

 

 

 

<<守田涼と愉快な仲間達>>

 

守田涼(もりたりょう)

 ヒーロー志望の主人公。汚れたモップを被ったような髪型が特徴。声が大きく、何事もオーバーリアクションの熱血漢。打たれ弱いが立ち直りも早い、逆境好きのM気質。トラブルを解決しようといつもはりきるも、力不足で常に空回り。余計にややこしくしてしまう事も少なくない。

 この年になっても特撮ヒーロードラマや娯楽時代劇の世界に頭からどっぷり漬かっており、サンタを信じている子供のように、ヒーローの実在を信じている。平木大学を卒業後、就職するも生来の不器量と妄想ぶりが祟り、たったの三ヶ月でクビに。危うい所を、地域の業界大手に吸収合併されそうな零細警備会社に拾われて事なきを得た。

 己の信念に基づいて行動しており、常識外れな言動をする度に周囲は困惑。同僚の子安梨乃に恋するも、当の本人からはうっとおしがられているが諦めない。

 現在は、地方局が仕掛けたご当地ヒーローの「オドリャン」に夢中。

 夜道で樹々を救った事がきっかけで、その襲撃犯達を追い、新たな悪だくみを知る。連中の悪事を暴こうと躍起になるのだが……。

 

子安梨乃(こやすりの)

 拝金主義の武闘派ヒロイン。ストレートパーマのさらさら黒髪が特徴。言葉数が少なく、寸鉄釘を刺す物言いをする。好きな言葉は「弱肉強食」、欲しいプレゼントは「現金」。

 涼の同僚で、ルーチンワークを正確無比にこなしてきっちり定時で退社、彼女の辞書にサービス残業の文字はない。人と馴れ合うのを嫌う、涼とは逆に極めてドライで無愛想な性格である。他人はどうでもいいと平然と言い放ち、金にならない事はしない。

 「備前長村流刀槍術」という武道剣術を修めており、因縁をつけてきた街のゴロツキ四人を日傘一本で軽く蹴散らすなど出鱈目に強く、涼もボディブローの一撃で昏倒させられた事がある。趣味は健康増進で、健康食品やダイエットが好きだが三日と続かない。自転車通勤をしている。また、映画「陰陽刑事 是葉義明」の熱狂的ファン。「キモかわいい」キャラが好き。今回の事件の裏で暗躍しているようだが……。

 

河鴎大地(がおうだいち)

 合コン連敗中の会社の先輩。筋肉質で長背が特徴。自他共に認める「いい人」。女性にいい印象で見られたいというだけの理由で、ミーハーな趣味に手を染める。

 本当はネットRPGや家の中で楽しめる娯楽や電化製品などが好き。生きがいは合コンだが今まで上手くいった試しがない。趣味で見栄を張っているせいか貯蓄はない。

 問題児の涼を特に可愛がり、彼の仕事の出来なさをぼやきつつ、梨乃との恋路まで身銭を切って世話を焼いては一喜一憂している。しっかり者の弟がいて、浪費癖や将来のビジョンがない事について毎回小言を言われている。

 屋台骨が傾いた会社からちゃんとした仕事に転職するよう要求され、また河鴎家の長男として結婚、跡継ぎを得て実家に戻る事をせっつかれ、耳にたこの状況。 

 

犬飼樹々(いぬかいじゅじゅ)

 どじっこ天然ヒロイン。平木大学一年生写真同好会所属(彼女だけ)。失敗するたびに「私●●だから」と自己否定するのが癖になっている。

 夜道を歩いている所を、男達に襲われ涼に助けられる。以来、彼に憧れている。緊張しやすく口下手、ちょっとした事でも頭が一杯になりパニックを起こすので、しょっちゅうヘマをやらかす。 危険認識が甘く、その不注意が今回の事件の発端となった。感受性が強く、他者への思いやりの心は持っているものの、自身の心に余裕がなく口下手なので活かせない場面が多い。写真同好会所属だが、以前の同好会にきな臭い噂があったせいで、事情に疎い彼女以外に人が寄り付かなかった。中学時代にいじめから救ってくれた秋津に頼り切っている。ウェイトレスのアルバイトをしているがミスが多い。

 

守田秋津(もりたあきつ)

 しっかり者の常識人ヒロイン。平木大学一年生新聞同好会所属。一人称が「ボク」。「〜だね、うん」と自分の発言を肯定する癖がある。信条は「君子危うきに近寄らず」。理論派でオカルトや胡散臭いものを毛嫌いする。祖父は大学学長守田留治で涼の従妹。

 樹々とは反対に冷静で、保護者的な関係。どんくさい樹々や暴走する涼の尻拭いが多い。樹々によると両親は正義感溢れる弁護士であったが、逆恨みで殺害されたという。以降は留治の家に身を寄せて厄介事を敬遠するように。しかし、いじめられている樹々を助けたり、涼の扇動に乗せられる事も多く、冷静を装っているだけで両親譲りの熱い正義感を持つ。得意な勉強と面倒見の良さを活かして家庭教師のアルバイトをしている。

 

大津大育(おおつだいく)

 大学自治会を牛耳る大学院生。平木の地域経済に多大なる貢献をしてきた地産企業O2製薬の御曹司。名前はべートーヴェンの「第九」に由来している。地域を代表する偉人、祖父大津小三郎と、大学者丸本海流を大叔父に持つサラブレット。その上、文武両道、容姿端麗で女子学生の憧れの的である。大学自治会引退後も、名誉会長、相談役、ご意見番など様々な呼ばれる位に周囲に強い影響力を持つ。

 良くも悪くも地域をしょって立つリーダーとしての矜持に溢れており、大学を食物にする連中に対して強い憤りを抱いていた。非公式カンペ「タケノート」の作者に激しい敵愾心を燃やしているほか、学内外の噂や伝説を収集した「不可思議便覧」も快く思っていない。秋津には理知的で大局的判断が出来る大物と思われていたが、涼の無茶苦茶な提案を受け入れるなど、スタンドプレーに走る傾向がある。三人組の悪事を大学自治会で取り締ろうと打って出るが……。昏睡に陥る奇病「極夜病」を患った兄がいる。

<大津をアバターでイメージ>

 

 

河鴎空(がおうそら)

 堅実派で心配症の友人。兄の大地同様、恵まれた体格を持つ。涼の大学時代の同級生。「石橋を叩いて叩き割る」と評される慎重さと、趣味のアウトドアでみせる大胆さを併せ持っていた。現在は平木市役所に勤務。早くも地に足ついた大人の風格を身に付けつつある。いつまでもヒーローごっこを続ける涼や、遊びにかまける大地を心配しており、再会するたびに口を酸っぱくして忠告している保護者代わりの苦労人。ただ、二人が聞き入れた試しはない。

 特に涼に対しては、いつ危険な事件に首を突っ込みやしないかと危惧している。

 

ちがさき直久(ちがさきなおひさ

 平木大学裏通りに中華料理店を構える若大将。趣味はジョギング。穏やかで口数少なく、照れ屋でストイック。家族愛と地域愛は強く、妻の雪江に惚れ込んでいる。

 元は優秀な警察官だったが、ある事件で実弟を失って職を辞す。現在も鍛錬を欠かさず鋼のような肉体を維持しているだけでなく、客の顔も全て記憶しているなど、勘は鈍っていない。  涼の実家で料理修行をした縁で、彼を弟のように見守っている。猫を二匹飼っており、黒猫の方は梨乃に関心がある様子で始終つきまとう。

<直久をアバターでイメージ>

 

 

川辺市吾朗(かわべいちごろう)

 地域NO.1企業、O2製薬に勤める器量人。大学を満喫し過ぎるあまりに、留年を重ねていたので、河鴎兄弟の二人と面識がある。その学生離れした活躍で数々の伝説を残した。常に微笑を絶やさず物腰も柔らかい。その実、情熱的で電光石火の判断力と行動力を有しており、『何かをやりそう』な雰囲気を漂わせる。その人間的魅力で、地銀勤めの所をO2製薬幹部にヘッドハンティングされた。将来の上司となる大育からは大学時の暗躍ぶりから曲者扱いされている。空が涼に過保護になった理由を知っているようだが……。

<川辺をアバターでイメージ>

 

 

<<今までのあらすじ>>

 不況は終わる事を忘れた。

『自己責任』のお題目は、ありふれたものだった正義や愛、素朴な思い遣りを人々から奪いとり、他者を攻める免罪符、自己弁護の盾としてもてはやした。

正義という言葉の意味は上記のような誤用法が広まり定着してしまったのだ。

今も昔も正義は政治のお題目なのだと皮肉者は笑うが、本来の意味で正義を語る者は偽善者か正気を疑われて冷笑される時代だった。 

 

 そんな乱世で生きる、ヒーロー志望の男・守田涼は、再就職先の事務員梨乃に恋をした。

彼の行く末を心配する友人や同僚は、いい加減大人の落ち着きを持てと諭す。確かに彼には魔法じみた超人的パワーはない。しかし、本人は相変わらずヒーロードラマの妄想に浸かったままで、いつも揉め事に首を突っ込みたがっていた。そうするうち、いつしか涼は本物の事件に遭遇する……。

 

<第一章>
 子安梨乃は守田涼の積極的アピールにうんざりしていた。
梨乃の帰宅を「守る」と称してストーキングしている最中、涼は犯罪現場に遭遇。覆面男三人の手から、大学生犬飼樹々を逃がす。その後、涼は三人組を成敗してやろうと大見得を切るがあっさりと叩きのめされてしまう。そんな彼を救い、悪党を成敗したのは正体不明のヒーローだった。涼は己の不甲斐なさに悔し涙を、またヒーローの実在に喜びの涙を流す。
 一方、襲撃に失敗した三人組を証拠と暴力を使って見逃し料を要求する女の姿が……。

 

<第二章>
 犬飼樹々は窮地を救ってくれた涼の勇気に憧れを抱きながら、平凡な大学生活を送っていた。当の涼は、恋する梨乃相手に失点続き。ついには豆乳を顔に浴びせて怒りを買い、梨乃の鉄拳制裁を受けて昏倒。空元気と積極性が衆人に認められる長所だった涼も、流石に塞ぎこむ。業を煮やした先輩河鴎大地は弟の空と語らって、関係修復の為に作戦を練り上げる。

 

<第三章>
 河鴎大地肝入りの作戦が決行された。大地の接待で満腹いい気分になった梨乃を尾行する涼。彼女が大好きな映画チケットを渡す機会を窺っていたが、タイミングを掴めないまま平木大学で彼女を見失ってしまう。そんな中で、樹々と運命の再会を果たす。しかし折り悪く現場に居合わせた梨乃には大学で女漁りをしていると勘違いされ、涼は悲しみに暮れるのであった。

 

<第四章>

 樹々に部室へと招かれた涼は、彼女の親友となっていた従妹の秋津に久々に顔を合わせる。樹々が襲われた事をこの場で始めて知らされ、彼女の一人暮らしを懸念する秋津。また、涼の所持していた物品から襲撃者達がどうやら大学関係の人間らしい事が判明。然るべき機関に事件を委ねようと提案する秋津を押し切って、涼は追跡調査を強行する。

 

<第五章>
 秋津と涼は大学講義に潜入して、あの時の襲撃者達と思しき男子生徒を発見する。彼らは樹々の襲撃失敗で懲りる所か、近々開催予定の大学祭であくどいやり口で一儲けを企んでいた。彼らの背後に見え隠れする不気味な影。彼らの悪行を暴いて懲らしめたい涼に、秋津は素人が軽々しく事件に首を突っ込むよりも警察や大学自治会に任せるべきだと主張して譲らない。彼女に厳しい言葉を浴びせられて思わず逃走した涼だったが、「ヒーロー」に憧れるこの男が思い留まろうはずがなかった。
 秋津の思惑を超えて、彼の情熱は大学自治会の重鎮で地域社会を牛耳る製薬会社の御曹司・大津大育を説得するに至る。またあれほど涼を毛嫌いしていた梨乃から、大学祭のデートを提案されて涼は有頂天になる。
 


 ――人々がそれぞれの思惑を巡らせる中、物語は決戦日「大学祭」へと加速する。

    「雄鶏A」最終第六章近日解禁。

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雄鶏A・イラストを寄せて頂きました!

絶賛連載中の「雄鶏A」ですが。。

 

 nishiwade (ニシワデアヤノ)さんに(左はHN登録ID)

主人公守田涼のイラストを描いて頂きました! 

最新話では、恋する梨乃にレバーブローを食らう等……

残念な目に遭っている涼ですが。。


 第一回での夢中でビル屋上に立つシーンを描いていただいた守田は

純真そうな瞳と、爽やかな表情……。

何の脈絡も無く「俺は飛べる!」と言い切れる

なんとも涼しい男振りを原文以上に表現されております。

涼がフューチャーしているレトロヒーローな趣向すらも汲み取っていただき

ss(´Д`*)カコイイ・・


 ニシワデアヤノさんは、ハンゲサークルやpixivの方でも同名で活動されているそうなので

そちらの方の素敵作品もご覧になって頂けたら私としても嬉しいです。

 

また、このイラストを『雄鶏A』第一回に掲載させて頂きます^^

 最後に、こんな拙い作品にイラストを寄せて頂きありがとうございます>< !

 ちなみに当方ブログ拙文の目次ページはコチラ↓

http://blog.hangame.co.jp/B0000310095/article/33669721/

 

 

  『守田涼』イラスト:nishiwade(ニシワデアヤノ)

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近日公開「雄鶏A」

去年より水面下で製作準備をしていた

近日公開予定の小説タイトルを「雄鶏A」に決定しました。

 

作品名・雄鶏A

ジャンル・現代コメディ、パロディ、推理

 

 変わり者を主人公にした「非常勤ヒーロー」の登場人物、世界観・コメディ調がベースとなった作品です。

その点では、非常勤ヒーローの続編と言ってよい位置づけともいえます。

 

 しかし、単純に続編としてしまうのも面白くないと考えました。

前作を知らなくても楽しめるようにして

「探偵春日六郎」では及第点だったサスペンス風味に挑戦しようと考えております。

 公開の際は宜しくお願いしますm( ・(エ)・)m

 

 <あらすじ>

「勧善懲悪」もののドラマやアニメが好きで、そちら側の世界に心がどっぷりと浸かっている男、守田涼(もりたりょう)。彼は幼少の頃より世間とは大きくずれた価値観で周囲を振り回してきた。彼の脳内では、悪の秘密結社が毎週一度、悪事を働いて人々を困らせる、というフィクションならではの都合よく簡略化した図式が現実にも適応されていたのだ。卒業文集にはこう書いてある。

「将来の夢・ヒーローになること!」

 余人には一体全体、曖昧な彼のヒーローの定義が理解できないのであるが、とにかく意気込みだけは鬼気迫るものがある。そうして彼は夢を棄てず、かといって実現もせぬまま大人になった。

 ――不況の風が容赦なく吹きすさぶ頃、守田涼はそんな独特な考えをもちながら幸運にも職を得る。にも関わらず地に足が付かない言動は改まる所か、いよいよ混迷を極めていた。

 そんな折、彼はひょんなことから本当に「ヒーロードラマ」にありがちな人助けをするのだが……。

 

<世界観>

現代社会をモデルにしたフィクション実在の人物団体事件とは無関係です。

舞台は四国のどこかにひっそりと佇む架空の県・平木。

 

 

<登場人物紹介>

 

守田涼(もりたりょう)

 「ヒーロー」が大好き。自称「ヒーロー志望」。が、スペシャルなパワーは一切持たない。

21歳。好きな言葉は「ジャスティス」好きな食べ物は「炒飯」。

 夢見がちな性格で、独特の物事の捉え方をする。頭はモップみたいな癖毛。眉毛は濃い。叫んだり歌ったりするのが好き。リアクションが大袈裟で、感動屋。逆境に熱くなるドM。物事の途中で、ふとしたきっかけで脱線して妄想世界にトリップする場合が多い。

 中肉中背で本来の運動能力は並み以下。

 しつこくつきまとって怒らせた梨乃の放つ、疾風迅雷の如き一撃を食らって昏倒することしばしば。しかしながらメンタルの強靭さがフィジカルを叱咤激励することで驚異的な回復力・忍耐力を発揮。高いところが好きで、飛び降りては足を捻挫する。嗅覚も犬並み。夜目が利き、聴覚も相当。

 

 地元の大学を卒業して、「必要とされたから応える!」と、安易な就職をするも持ち前のトラブルメーカー的資質を発揮して三ヶ月で自主退職に。その後再就職活動に勤しむも彼のとんちんかんな志望に見合う勤め先等は簡単に見つかるはずもなかった。不況極まる世情で危うく無宿になる三日前、零細警備会社の社長に(半ば不法勧誘の形で)拾ってもらい虎口を脱した。

 

 前述の信念の為か世間常識とのズレが激しい。

 米すらも研げない上に、(水が透明にならなかったので)一日中とぎ続けた敢闘精神を自画自賛する。こうと決めたら貫く強さを持っているが、何分その方向性が問題。社長も彼の奇行に頭を抱えている。「ヒーローになりたい」という願望を持つ彼は嬉々としてトラブルに首を突っ込みたがり余計に事をややこしくしてしまう。だが今回の物語では、笑い事では済まされない「本当の事件」に関与することになってしまう……。

 

子安梨乃(こやすりの)

 守田涼曰く「ヒロイン」。守田に惚れられてしまった警備会社の事務員。

 20歳前後。髪は更々の黒髪。一般的には美人の部類。染めないのは痛むからと、金がかかるから。

 中肉中背、で着痩せしている。家ではジャージでごろごろしている。アルコールは底なしだが好きではない。

 

 ドS。守田とは正反対に、危険回避と現世利益に忠実な女性。他人に対してはとことんドライでキツイ態度をとる。好きな言葉は「弱肉強食」「健康増進」「無料」「末代まで祟る」。

 趣味は緊急時の食糧備蓄、アクション映画鑑賞。活字は大嫌い。仏頂面か無表情が多く、笑った顔を見た同僚はいない。好きな歴史上の人物は三国志の関羽。子供の名前にしようと思っている。「ライフラインが絶たれても、自分の生存に役に立つ男」がタイプ。ある程度の不愉快は無視・無関心で通すが、いざ怒らせると非常に怖い。

 

 仕事(ルーチンワーク)は人の二倍の速度でこなし、実戦能力も人並み以上。ナンパ目的で絡んできた不良連中を、そこらの棒を片手にたった一人で血祭りにあげている様子を河鴎大地に目撃されていた(さながら阿鼻叫喚の地獄だったらしい)。

 槍術・薙刀術の心得があるらしく、可憐な容姿に反して怪力。単なる平手打ちですら、スナップが効いていてずしりと重い。

 言葉を喋るのも「カロリーの無駄」と考えて、無駄口は叩かず、ワンフレーズも短い。物理的な体温も普通の人と比べると低い。冷え性。

 

 たまに放たれる言葉は身も蓋もないものがほとんど。社長に「娘の誕生日プレゼントには何がいいか」と聞かれた際には、「現金」と答えた。

 守田がこんにちわーくにて求職活動をしていた折、初見の相手にも関わらず「無職」「社会のダニ」と容赦なく罵った。再就職先が見つからずに追い詰められていた彼を泣かせた。暑苦しく、汗臭くて煩い守田が大嫌い。付け入る隙が見えない彼女だが……。

 

河鴎大地(がおうだいち)

 守田涼の会社の先輩で面倒見のいい兄貴分。河鴎空の兄。

 長身かつ筋骨逞しい男。少々いかつい外見と裏腹に、至って温厚。度量が広くざっくばらんな性格をしている。教育係として突飛な言動をする後輩に頭を悩ましながらも可愛がっている。弟と同じく守田の暴走を諌める立場にある。もっぱら弟が小言をいい、兄がそれをとりなす場合がほとんど。

 

 私生活は現代の一般的成人男性とほぼ変わらない。古風な弟と比べて古いものや自然よりも、新しくて、工業製品が好き。MMO「ドップリワールド」にはまっており、課金地獄を展開する割には、不法行為対策にルーズすぎるゲーム運営チームに業を煮やしている。自治やPKKをしている様子もあるが、見捨てかけている。

 女性好きを自認しており毎週必ず合コンに参加している。だが、本人にその気はないのにそっち方面の男性にもてるのが悩みで、守田の思わせぶりな言動に過敏に反応してはおののく。

 最近は守田涼と子安梨乃の縁結びをする事に凝っており、何かにつけて弟を呼び出しては作戦会議を居酒屋で行う。

 

河鴎空(がおうそら)

 守田涼の大学時代の同級生で大地の弟。

 基本的には堅実な性格なのだが「動」と「静」の二面性を持っている。

 兄と同じく体格に恵まれているが趣味は正反対。

 アロマに線香、盆栽、俳句、川柳、寺社仏閣鑑賞等、万事につけて古風。学生時代には四国遍路巡りをしていた。一方ではトライアスロンやアウトドアスポーツに精を出しており、「石橋を叩いて渡るところが、叩き壊してしまう」と称される程の慎重さと同時に行動力を併せ持つ男だった。

 

 現在は市役所勤めをしている。学生時代の様なアクティブな部分は成りを潜めて、より堅実な面が強調され地味な倹約生活を送るようになった。涼と逆に地に足ついた言動が目立ち年齢の割りには老成した印象を受ける。

 社会人になってもあぶなっかしい行動を繰り返す守田涼をとても心配しており、顔を合わすたびまるで父親のように口酸っぱく忠言をしている(ただし聞き入れられたためしはない)。

 

犬飼樹々(いぬかいじゅじゅ)

 地元の大学一年生。のんびり屋だが、相手の事を思いやれる性格。一途。

 垢抜けたところがなく、自身も要領が悪いのを少々気にしている。気が弱く泣き虫。甘い物好き。

 暴漢に襲われていた所を、たまたま通りかかった守田涼に助けられる。第一印象の良さも手伝って守田に一目惚れ同然に淡い思いを寄せるが、梨乃しか眼中にない彼には気づいてもらえない。

 男子に好意を持たれる事もしばしばあるが、本人が鈍感なのと自己評価が低いので自覚していない。その辺りを周囲の女子に疎まれて苛められていたこともあった。現在は涼が首っ丈な梨乃に対して、複雑な感情を抱いている模様。

 大学生になって一人暮らしを出来るようになったのを喜んでいるが、ガードが甘い所を秋津にたしなめられている。

 

守田秋津(もりたあきつ)

 樹々の親友で同じ大学一年生。大人しくてどんくさい親友の世話をいつも焼いている。

樹々と共に居る時はしっかり者で気が回り、はきはきした物言いをする様な印象を受ける。

 一人称は「ぼく」。古風な考えの涼に『「ぼく」だと! 一物が無ければわたくしといえ!」』と怒られた。

 眼鏡。歴女。コーヒーが好き。

 地味な出で立ちで、彼女曰く「孔明夫人の真似(故意に着飾らない)」のだと主張して譲らない。

 大学学長守田留治の孫娘にして守田涼の従妹。幼い頃に顔を合わせた事もあるらしい。けれど地味な外見が祟ってか当の涼本人にはすっかり忘れられていたようで、大学生になっての再会時に馴れ馴れしく話しかけた所、「誰だ貴様ぁ! 名を名乗れえ!」と一喝された。総じて、身内の気軽さ(忘れていたくせに)が手伝ってか涼は秋津に容赦なしの言動をぶつける。

 「守田家は変わり者で偏った資質の人間が良く出る家系」とのことだが、彼女本人は常識的な考えの持ち主。万事につけて飛躍し過ぎな涼に鼻白んではよく口げんかをするが、嫌ってはいない様子。河鴎空同様に涼を諌める立場で正義を連呼する彼を危なっかしく思っている。

 新聞同好会に所属していて学内事情に通じている。過去同好会に在籍し、数々の伝説を残した学生「川辺市吾朗」を尊敬している。

 

 

守田留治(もりたとめじ)

 地元の大学の学長をしている人物。

高齢だが少年の様な澄んだ瞳を持つ。守田秋津の祖父。

世界に冠たる自然学者(昆虫・植物)らしいが、天才奇才の類にもれず、型にはまらない変人といわれる。思いつきの様な懸案を認可したり、学長らしからぬ天真爛漫かつ奇抜な行動に関係者は頭を痛めている。会議が嫌いらしくしょっちゅう置手紙をおいて失踪。

 学生食堂にピータンを定番メニューとしておいて欲しいらしく、要望掲示板に毎日投稿したり、食堂長へ直談判する光景がしばしば見られる。

 

 <「非常勤ヒーロー!」について>

東海フォルダに収納されている短編です。初出は二年前、文芸サークル上で。それを一年前に加筆修正したものが現ブログverです。

妄想癖のある守田涼が再就職する話で、コメディ風。

同作品を読まなくても、分かるように構成するつもりですが、読むとより楽しめる・・かもです。

 

<イメージ>

画才が無いのでハンゲームアバターでイメージをつくってみました。

 <茅ヶ崎直久>ちがさきなおひさ

 大学の裏通りに佇む……知る人ぞ知る中華料理屋「ちがさき」の若き店主。

妻の雪江と共に店を切り盛りしている。

 家族愛と地域愛に満ち、物静かで穏やかな微笑を絶やさない大人の男性。

 嫁一筋で誠実、彼女には普段まとっている鎧を脱ぎ、やきもちやきで甘えん坊。照れ屋で口数は少なめ。忍耐強く努力家。浮ついた所がなく真面目過ぎるといわれる。やや完ぺき主義、頑固で考えすぎる面も。

守田涼の実家で料理修行をした縁もあって、彼にはよき兄貴分としてとても慕われている。

 元警察官。職業柄厳しい訓練を積んでいるので身体能力は高い。足腰がどっしりとすえられている。蹴り技・投げ技が得意だった。また洞察力、記憶力判断力も優れており、特殊部隊等、高度な資質・鋼の精神・厳しい訓練を必要とされる重要任務での活躍を嘱望されていた。

 しかし、『高天原遺跡発掘の呪い』事件で実弟を失い、自らの不甲斐なさを痛感し退職。いまだにその事で悩んでいる。

 黒・灰色系統の落ち着いた服装を好む。ジーンズ、ブーツにはこだわりがある。

 

<川辺市吾朗>かわべいちごろう

 

 地元有数の企業O2製薬の会社員。平木大学時代は、学内でちょっとした有名人で、守田涼の同級生でだった。現在付き合っている彼女とは結婚目前である。

大学時代から超+思考の持ち主で逆境や無理そうな事で熱くなる。「いけるって♪」が口癖。ラテン系・文型。飄々とした面持ちで明るい男。フットワークの軽さに定評があり神出鬼没。観光旅行が好き

 流行好き、ミーハーな面もある。綺麗なおねえさん、スポーツカー好きの一般的な男性の趣味嗜好を持つ。人の機微を読むのに長け、思いやりがある。学生離れした行動力と実行力で、新聞同好会を根城に数々のイベントを企画、大学をおおいに盛り上げた。河鴎空の親友。

 

 

 

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