2010年04月20日の記事
詰め将棋 その4:実戦で出た形
- 将棋弐
- 2010/04/20 00:26
久々登場です。
しばらくはネタがなかったのでお休みしておりましたが…
久しぶりにこうしてアップしようと思ったのは偶然にしてはよく出来た詰め将棋に出会ったからです。
まさしく実戦型。
それでいてなかなか気持ちのいい手があるので載せた次第です。
といっても、自分の対局じゃないんですけど…。
あまりによく出来てるので拝借しちゃいました。
実際には詰め手順を指されなかったんですけどね。
ここで対局者様には報告と感謝の言葉を贈りたいと思います。
持ち駒:飛車 金 銀
9手詰め
ヒント:超気持ちいい手があります。
解答(以下白文字で記載してあります。)
「▲4二金 △同 玉 ▲3二飛 △5一玉 ▲4二銀 △6二玉 ▲5三銀成 △同 玉
▲5四飛」
今回は実際に現れた形ということで余計な駒も配置してあります。
別にこの駒じゃなくてもよくない?ってのもあったりしますのでそのあたりはご容赦を。
そして余り詰めとかあんまり調べてません…。最終手余りがあるのは確認済みですが、それ以外の余り詰めがあるかも?
詰め将棋としては割合簡単な部類に入るでしょうか?
「詰みがある!」と局面を見ればより一層そう思われるかもしれません。
とはいっても、詰め将棋らしい要素がありつつ、シンプルでも解いた後の気持ちよさは上質かなと個人的には思っています。
年代物のワインとは違って比較的若くてフルーティな印象でしょうか?
内容は後手がゴキゲン中飛車の形を決めた瞬間に2四歩とつっかけて後手が角交換後に22銀。
先手が飛車を引いて5筋に回り、中央の殴り合いからお互いろくに囲わず大乱戦。
後手が詰みを逃して、しょうがなく5三にあったと金を飛車で払って図となります。
完全に後手のペースだったんですが、必死の喰らいつきで迫り、ついには先手が勝ちをもぎ取りました。
観てる自分も「こりゃ無理だろ…」って思ったもんですが…(先手を指してた人には申し訳ないですが)
敗色濃厚でも希望を捨てず、何とか喰らいつけば勝ちが転がってくることがあるもんなんですねぇ。
またいいものが出来たり、見つかったときには公開します。
では次会う時までごきげんよう〜。
これ以上コメントは書き込めません(最大100件)
この記事の先頭へ▲