ELSWORDを中心としたしょーもないブログ

家の子トークを中心としたしょーもない独り言を書き連ねていきます。

2020年03月の記事

【ELSWORD】 ネタ帳集回25【二次創作】

− 脳内にあった未公開ストーリー −


―― スピラ編後日談。



―― スピラとの激突から数ヵ月後。


――― ハーメル魔法学園。



シスネ
「よーし皆、座れー!講義始めるぞー!」



「お、シスネ講師(センセー)だ」
「難しいけど面白いからなww」




エリィチェリールミ

「難しいから眠くなる〜」「同感ね」「いやいやちゃんと聞こうよ;」



「今日は学園側の許可ももらって」
「「「「「ん?」」」」」
「スペシャルの方お呼びしちゃいました!」
「「「「「へ?」」」」」
「ではお願いしまーす!ww」
「「「「「あれ、酒入ってね?」」」」」



スピラ

「こんにちは♪
 今日はシスネちゃんと一緒に講師します♪よろしくね♪」


「…え?」
「あの人って!」
「スピラさん!?;」


一気にざわつく教室であった。






サラ
「今日からだっけ?」




ジル
「そうですよ」




アルカ
「スピラさんまで講師やったら、
 生徒たちの平均レベルめっちゃ高くなるんじゃ;
 先生たちの立場が形無しになるんじゃ;」



「それは否めませんね;」
「まぁイイじゃない、スピラさんも楽しみにしてたんだし」
「いやまぁそうだけどさ;」



========== (回想) ==========


彼の者の胸の中で号泣していたスピラ。
それも落ち着いてきたところで…。


「ありがとうございました…、
 ようやく神を名乗る者が仕掛けた呪縛から解けました」
「呪縛?」


「えぇ、先ほどお話ししました
 魅入られた者は誰にも知られることなく一人で死ななければならない、
 …というある種の洗脳魔法を仕掛けられるんですが…」
「自力で解いたってことか…!」
「はい、おそらく私だけだと思います…
 ヤツに悟られないように見せかけていたのですが…、
 この人(旦那)を保護したことでヤツに露見してしまい、ヤツの策謀で殺された時に魂を無数の次元が結び付き、いてはいけない世界「ヘニルの牢獄」に「呪縛」を掛けられたうえで閉じ込められました」
「スピラ様が…殺…され…っ!?」
(ヘニル{じゃと、ですって}…!?)

「あっ…!その呪縛が…!」


「そうです
 復活した時に記憶喪失・記憶を取り戻しても曲がりすぎた次元(セカイ)を壊すことを最優先に行動です
 だからこの次元で最も危険因子と見なされていたアルカさんたちを壊そうとしていたのですが、意識だけはあったので抑えていたのです」


「だからか…!
 積極的に壊しにかかれるほどの力があるのに積極的に来ず、迎撃・反撃しかしなかったのは…!
 …にしてもホントに気持ち悪いな その「神」とやらは…」


スピラの話は信じがたいものだらけだが、彼女の目が全てを物語っていた。

一通り話し終えた彼女は、皆の方を向き直し、正座をして…。


「…皆様のおかげでこうして取り戻し、大事な方にも会えました…
 本当にありがとう…」


深々と土下座をするのだった…。


=========================


「あのスピラさんをも手駒にするとはな…」


…………………………。


「さて」


そう呟きながら上着を着るサラ。


「え?何処行くの?」

「ミオちゃんとこ、前はスピラさんもバタバタしててゆっくりできなかったじゃない?
 今日初の講師やるし、せっかくだしミオちゃんとこでワイワイやろうって話になって」
「何 そ れ 聞 い て な い」
「いや言ってましたよ?;」
「え?いつ?」
「一週間ぐらい前、アルカとジルがここの子たちと鍛練してた時に私が」


=========================


―― 一週間前。

――― ギルド・鍛練場。


「アルカー、ジルー、来週ミオちゃん家でパーティーするけどどーするー?」
「解りましたー」
「おーぅ分かった、コラコラ休んでないで次来い!」


=========================


「…って」
「ゴメン、ちゃんと聞いてなかった;」






――― ハーメル・夜桜ギルド。


「もっかいやって!」
「そんなもっかいとか…
 左手から右手に移す過程で属性を変えるだけよ、こうやって、ね」


スピラとエリィ。
両方の人差し指同士で魔力の橋を通わせ、珠のようなものが左から右へ、右から左へと行っており、その過程で珠の色が赤くなったり青くなったりとカラフルに変わっている。


「さらっと言ってるけど、スゴイことだからねそれ…」


「むぅ、難しい」
「んー…、闇から火もしくは火から闇に変えるのはできるけど…
 スピラさんみたいにあんな全属性変換はできない…」
「ペン回しみたいな遊びだからそんな本気でやろうとしなくても大丈夫よ〜ww
 慣れるとこんなこともできるようになるわww」


と、両手の指同士から五本の橋ができ、それぞれにカラフルな珠が早く動いたり、ゆっくり動いたり、珠の形が変わったりとスゴイことやっている。


「Σスゴッ」
「むむむっ…!」(まだ頑張ってる
「流石です;」
「ぶっちゃけそれだけで金取れるんじゃない…?」



「あら、すっかり人気者」




ミオウ

「あ、サラさんいらっしゃいです〜♪」



ここにサラが来店()
両手には沢山の食物の材料。


「他の子たちは?」
「久々に高難易度の依頼が入ったので出てもらってます
 シャルさんとか辺りはもうすぐ帰ってくると思いますよ
 ちなみにルカはジョウさんに連れられて、連合の方に顔を出してます」
「そ、そう…;
 それじゃ(腕捲り)、今回もよりをかけるかな♪」
「あ、手伝いますよ♪」
「うん♪お願いしようかな♪」


この後、パーティーのために料理している二人。
アルカとジルもギルドに来店()し、このギルドの重鎮メンバーも依頼や仕事から続々帰ってきた。

ちょうどその頃に夜桜ギルドに所属するギルドメンバーたちもこの騒ぎを耳にしていたらしく、何人か顔を出し、そのまま参加した者もいたようで。


アルカとジョウと巻き添えになったルカは連合騎士団の現状に話し、


ジルはミオウとギルドの苦労話をおかずにで静かに呑んでおり、


シスネはレイジとラブラブ、その様子を呆れながら見ているシャルと「他所でやれ!」と言わんばかりのツッコミを炸裂させるマキの姿。


サラは主婦らしく、出た空の皿をちょくちょく片付けたり、足りない人に対して新たに食品を提供したりしており、


スピラはレイナと共に子供たちと一緒に遊んであげていたようだ。


なお、この時のスピラは人妻である関係か母性全開だったそうな。



夜遅くまで続いたらしく、何人かは泊まったようだ。







− スピラ編終わり。 −



――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき


はい、お疲れ様でした。

スピラ・クロトフ・シルト・ヴェルシウスのストーリー終了です。


覚醒したスピラ(本家キャラ:ラビィ - ニーシャラビリンス)が可愛くて仕方なかった

   +

本編に書く予定だった脳内で作ってあったストーリーを組み合わせたのが今回の突発的ネタ。


突発的ネタゆえにかなり省略してますので、説明結構省いちゃってます。
本編のようにじっくり書こうとすると間違いなく20〜30にはなる大長編ネタだったりします。


尺の都合でカットしちゃったけど、シャルくんたちとかレイくんたちとも絡ませたかったなぁ…。

ルカっち:ルカっちの性格察して、膝枕とかしちゃいそう。

シャルくん:仲良くお喋りしてそう。

レイくん:なんかケンカ売られそう。←

ジョウ先生:アルカ、ミツヒデの先祖と知ったらなんか色々話を聞いてきそう。


個人的にこうなりそう。


今回はここまで!バイバイッ☆



おまけ書くかも。



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【ELSWORD】 ネタ帳集回24【二次創作】

− 脳内にあった未公開ストーリー −



――― とある人物の家。


「――…本当に…あのスピラか…?」



ミツヒデ

「はい、200年前の言葉どおり
 現世に帰って来られたようです、ご隠居様」


ここはとある人物の家。
ここにミツヒデとその家の家主が暗い顔で話をしている。


…この「ご隠居様」、人ではないようだが…?


「私と長くいることより「人」としての運命を受け入れたアヤツを
 我が物のように扱う「神」か…」
「それに私の友人の言葉によると、記憶障害を起こしているようです
 200年前深く関係を持った貴方様との記憶もないようで…」
「……行こう、掴まれミツヒデ殿
 私を見ても思い出せないのであれば、引っ叩いてでも思い出させてやる」
「御意」


―――――――――――――――――――――――――



アルカ

「う゛あぁっ」



シスネ

「総団長!;」



サラ

「全然歯が立たない;」



スピラ

「ふふ、おいで♪
 もう少しだけ遊んであげる♪」


スピラにいいように遊ばれている三人。と、そこに。



ミコトクレア

「お待たせいたしました」
「うわっ、本当にあのスピラですわ」


「!」

「ミコトさん!」
「クレア姉さん…!」

「それ以上やるのでありましたら」
「私たちがお相手いたしますわ」


「……(この人たち、かなり強い…)」


ミコトとクレアの加勢。

二人ともミツヒデ級の強さを持つので、嬉しい助っ人だ。


さらにここに。


「ここか…、久しいな…」


不意に聞こえた聞き慣れない声。
誰かとそちらを見ると、逆立った髪に、頭には角、肌が青く青い初老の人物が立っていた。


「…魔族!?」
「待て待て、その方は敵ではない」
「? 母さん!?」
「随分お早い登場ですこと、これからだっていうのに」
「尺の都合だ、見逃せ」
「メタいですミツヒデ様;」


まさかの魔族にクレアとミコトを除く三人が構えるが、そこに割って入るミツヒデ。

「敵ではない」とは?


「ご隠居様、間違いありません スピラ様です」
「本当に…戻って来おったのだな…」

…???


理解が追い付かない会話。
一方、スピラは…。


「…ぁ……あぁっ……っっっ……ぅ…ぁぁ!


彼を見て、頭を抱えて何故か取り乱す。


「憶えておったか…」

「母さん、どういうことだ?」
「スピラ様は…」


「私を憶えておるか?」


「あな…たっ……!ぃゃっ…私を…見ないで…!


徒歩で距離を詰めていく彼。
一方のスピラは取り乱すがまま。


「見ないで!!!」


ゴアッ!


紫炎の珠を飛ばし。


ドガーン!


彼に直撃。


「ちょぉぉ!?」
「直撃した;」
「あの紫の炎に焼かれた人は…;」
「三人とも落ち着け」


ブバンッ!


紫炎を払う彼。


「…ぇ?」
生涯心に決めた者は焼けない、…そう言ったのはお前だ、スピラ」


何と無傷の彼。その様子に驚く。



「なぁ母さん、あの二人…夫婦なのか…?」
「魔族と人間の夫婦…」
「そんなことあるの…」
「主らもあの二人の関係はもう察してるであろう
 あのご隠居様は、我がシルト小国の初代国王様
 そしてスピラは初代国王様の妃…、我らシルト一族最初の母じゃ」

!!!



「200年間」


ジャリッ


「ぁ…っ」


ジャリッ


「お前を待った」


ジャリッ


「来ないで…っ」


ジャリッ


「待ち続けた」


ジャリッ


「来ないで…っ!」


ジャリッ


「来ないでっ!」


ギュッ


「―――っっ」
「スピラ、我が愛しの妻よ…」


静かに距離を詰めていった彼。
まるで今の自分を見られたくないと言わんばかりにかなりの威圧感を出すスピラだが、無意味。
最接近したところで彼女を抱きしめた。


パキィンッ


「ぅ…ぅぅっ…ぅあ…」
「おかえり」


彼女の中にかかっていた何かが割れ、目から大粒の涙が零れ出してきて…。


「ぅあああああぁぁぁぁ…………っっっ」


彼を抱きしめ返し、号泣。











− 次回スピラ物語最終回 −



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【ELSWORD】 ネタ帳集回23【二次創作】

− 脳内にあった未公開ストーリー −


―― スピラの記憶復活編。



「スピラ様がいない!?」
「はい、先ほど空気を吸いに行くとおっしゃられ、外に出られたのは見ましたが…」
「(何処に行ったんだ…!?)」


肖像画の飾られている奥の部屋に来たアルカと少女であったが、いるはずのスピラがおらず、街内にもいないという。


<おい!大丈夫か!
<何なんだあの女…!
<一体何があったんだ!?
<魔族に襲われてるところを助けてもらったんだけど…
<だけど?
<お礼を言おうとしたら、紫の炎の壁に遮られて…!それに触れたこの人が…!
<虫の息だ!急いで医者のところに!


「アルカさん!今の話は!」
「スピラさんだ、紫の炎なら間違いない!
 どういうワケか敵意を出してるみたいだな…」
「いくらアルカさんでもスピラ様には…!」
「ジルたちに連絡してくれるか?
 シスネ辺りならテレポートで一瞬でこっちに来れるはず!」
「わ、わかりました!お気を付けて…!」


少女にそう頼むと、アルカもスピラの元へと走り出した。



―――――――――――――――――――――――――


――― ルーベン・ジルたちのいるアジト。



ジル

「…………」


ギルドの重鎮部屋。
少女から連絡を受けており、ジルは重い沈黙。
サラも沈黙しており、シスネは狼狽えている。



シスネ

「何かの間違いだよね…
 あのスピラ様が、人に危害を加えるなんて…!」



サラ

「もしかしたら…記憶が戻ったのかも…
 それで何か「使命」をも思い出して、敵対してる可能性が…」



「…サラさんも昔、それをやっちゃってましたからね」
「えぇ、だから…スピラさんのことはとても他人事とは思えない」
「今すぐ確認してくる…!間違いだって信じたい…!」
「待った、私も行く」
「サラさん!?」
「私もアルカの力になりたいのよ…!シー行くわよ!」
「うん!」


敵対行動を起こしたと考えたくないシスネ。

アルカ(とシスネ)だけにしたくないサラ。


止める間もなく、テレポートで先に行ってしまう。


…あのサラでさえこんな行動を起こすほどの異常事態なのだ。


「あーもう…;」


頭をガシガシやりながら、電話機を取る。


「もしもし?ジルだけど
 今すぐラノックスの立ち入り禁止区間に行ってくれない?」


「スピラが何故か復活して、今敵対行動を起こしてるのよ
 理由なんて知らないわよ!私が知るワケないでしょ!」


「……クレアとミコトを行かせる?アンタは!?…は?」




ある人を連れていく?




―――――――――――――――――――――――――


――― 再びラノックス。遥かなる大地への道。


一足先にこの地に着いたアルカ。
その惨状たるや。


「魔族が固まって転がってやがる…」


スピラにやられたであろう魔族が転がっているのだが、その死体が実に不思議なものである。


「…焦げてない…、これが「紫炎」に焼かれたヤツの末路か…」


焼かれ焦げた箇所が何処にもなく、そのままの状態で転がっているのだ。

そして、辺りには紫の炎が弱く揺らめいている。


「…!スピラさん!」


門付近に来た時、スピラの姿を確認する。…が。


「(あれだ…!光る湖に立っていたあの姿と同じ…!
  やはりあの人はスピラさんだったのか…!)」


ルーベンの湖のほとりにいた女性と同じ姿であることで、彼女はスピラであったことを確信する。
すると、門の前に立っていた彼女も気が付いたのかアルカの方を向く。



スピラ(覚醒姿)

「…ハァ、来ちゃったんだね…」



ため息混じりの発言。


「ほんの数日とはいえ、あなたたちには世話になったから
 こうして向き合いたくないって思っていたのに…」

「教えてくれ…、何故現世に甦ったんだ?」
「…………」


アルカの問いに沈黙し、門の方を見る。

と、そこへ。



「アルカ!」「総団長!」



シスネとサラだ。
テレポートでここまで来たのだろう。
彼女たちもスピラを直ぐ様確認するが、その姿にやはり驚く。


「あれが…!?」
「書のとおりの…あのスピラ様だ…っ」


「あの時…、当時の同じ志を持つ同士たちと他の地域の巫女様たちと共にエリシオンに行った」


「スピラ様の同志が書かれた伝承「エリシオンの悪夢」…

 確か、エリシオンに行ったうちのほんの数人が帰ってきて、エリシオンへの立ち入りを禁止し、その門にも封印を施した
 「神の住まう神聖な地域」とされていたエリシオンが、「踏み入れたが最後、二度と帰ってこれない魔の地域」と認識が変わってしまう事件だった」

「エリシオンから帰って来れた同士たちが立ち入りを禁止したのは事実
 だけど「二度と帰ってこれない」というのは、嘘」

「では何故消息不明になったのですか!?」



「神に魅入られたから」



「っっ…!?」
「神に魅入られた者は誰にも知られることなく死ななければならない」
「随分と自分勝手な神だね…」
「そして「来たるべき時」に復活を遂げる、と」
「気持ち悪いな…、そんで?今がその「来たるべき時」か?」

「そう、私がこうして現世にいる理由はこの世界の特異点、あなたたちを壊すため


ゴォォアッ!


!!!


スピラのその発言と共に巨大な火の玉が落ちてくる!


「ノーモーションノー詠唱でこのでかさ!?」


ドゴォォォォン!


強力な爆発。
周りの棘のように形成されている山が吹き飛ぶ。


「バスター!」
「アサルトスピア!」


爆発に巻き込まれながらも左右に避けたアルカの極太ビームとサラの巨大な槍飛ばし!


「もらうよ」
「何!?」
「えっ!」


キュインッ


フイッと指を振ると、バスターはサラの方へ、巨大な槍はアルカへと跳ね返る!


「どぉぉぉ!?;」
「うわわっ!;」


辛うじて避ける。


「メテオー!」


シスネの放った巨大な隕石が、スピラ目掛けて落ちていく!


「バッカシスネ!;門が!;」
「Σあーそれ考えてなかった!;」


門ごと破壊するには充分すぎるほどのでかさ!


「……ww」


二人の場に合わぬやり取りに、ニッと口端をニヤケさせながら手をかざし、傀儡人形を操るように指をクイッと動かす。


「うっそ…」
「まさか、巨大隕石まで…」
「返すよ」


メテオの落下先の軌道がズレ、三人の元へと落ちていく。


「Σ返してきた!!!;;;」
「シールド!」「バリア!」


ガガガッッバリバリバリバリッッッッ


サラとシスネによる二重バリアができあがり、巨大隕石がぶつかり、バリアと共に砕けていく。
砂埃が大きく舞い上がるが、アルカはこれを利用して、剣に闇を纏わせながらスピラに向かって行く!


「……」(ヒュォォォォ…


風を身に纏い。


ブワッ!


砂埃が一瞬にして吹き飛び、アルカの姿が見えてしまう、が。


「それくらい読んでた!」

「そうでしょうね」


この間に、剣の間合いまでに接近していたアルカ。
だが、これを見ても動じないスピラ。


瞬間、彼女の後ろ上下左右360度を囲う重火器と前上下左右を囲う無数の使い魔。


「ルナティックスカッド・オールレンジ…!」
「全方位アビスアンゴル」


サラとシスネのだ。


「ブラッドフォールズ!」


フェイトスマッシュの時に使用した闇を限界なまでに纏わせた巨大な剣をスピラ目掛けて振り下ろす。
これを合図に周りの重火器と使い魔も砲撃を開始する!


「っ…」


これを見たスピラは瞬時に両手に紫炎を纏った…!


「――――っ」


アルカはこの後の一部始終を見逃さなかった。


巨大な剣を受け流すように触れ…。


ベリッ!


剥がした。


「Σなっ!?
 (母さんでさえ避けるこの攻撃を無力化!?)」
「ちょっと寝てて」
(ヒュッ


ドガッ!


「がはっっっ…!」


その言葉が終わるか否か。
アルカの首を「靴の裏」で捕らえ、一気に叩きのめす!

そして迫り来る重火器と使い魔の砲撃を。


「……」
「ぅ゛っっ!」
(ミシミシッ
「やっ!」


ダァンッ!


アルカ諸とも自身にバリアを張りながら、もう片方の脚を高く掲げ、地面を思いっきり踏み抜く。
入ったヒビは異様なまでに広がり…。


「…!アレはヤバい!おかーさん!引くよ!」


どんな攻撃か瞬時に気付いたシスネは、サラの手を引き、彼女も遅れて反応し、範囲外へと逃げる。


「正解よ…♪」


ズガガガガガガガガガガ・・・……


ヒビから強烈な魔力の噴火。
その噴火に打ち負け、壊されていく重火器と使い魔。


永遠のようにも感じるほど長い噴火。


やがて収まっていく。


魔力の噴火によって、平坦だったその場所は瓦礫によってデコボコに。
瓦礫だらけの小山もところどころにできている。

しかし、スピラと門周辺は無傷であり、平坦のままだ。


「返すわよ」
「おぁぁぁっ!」
「アルカ!;」
(バシッ!


靴の裏に引っ付いていたアルカを蹴って、サラたちの方へと吹っ飛ばす。


「あの人…、ミツヒデさんより強くない…!?」
「私たちじゃ勝てないかも…;」
「……(何で私をこっちに蹴っ飛ばした…?絶好のチャンスだったはず…)」


スピラのその強さに絶句するサラと、力の差をあまりにも感じているシスネであったが、

アルカだけがそんなことを思っていた。











− もうちょい続くのじゃ。 −



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【ELSWORD】 ネタ帳集回22【二次創作】

− 脳内にあった未公開ストーリー −


――― ラノックス。



アルカ

「スピラさん、記憶結構戻ってないか?」



スピラ

「何故ですか?」


鉱山から戻ってきた二人。


少女が宿を手配してくれていたらしく、中でも特等の部屋。

荷物を置き、依頼遂行の疲れを発散するかのようにダラーリとしていた。
アルカはダラーリとしつつ、本来の受け取り口であるミオウに完了の旨を話し、
スピラは窓からラノックスの光景を静かに見ていた。


一段落したところで、アルカが切り出したのである。


「ラノックスに着いてから、やたら行動が的確
 火の再生方法とか知ってるし、しかも燭台の位置まで完全に把握してるし」


当然の疑問である。
あまりにもテキパキ動いていたから。


「……、身体が勝手に動いたんですよ
 何かに後押しされるように」

「へぇ…、ってことはやっぱり生前ラノックスとは深い関係があったんだな」
「そのようですね…」


アルカの予想は当たりだった。
続けてスピラがこう発言する。


「一個思い出したことがありますよ」
「!  何だ?」

「ラノックスは、私の生まれ故郷のようです」






「確かに、スピラ様はここラノックスの生まれです」


依頼主であった少女に話を聞きにきたらしく、スピラはラノックスの人だという。


「当時の記録に寄りますと、スピラ様は幼少の時から炎の扱いに秀でており、「紅炎」という普段我々が目にしている炎の他に、
 「蒼炎」「翠炎」「光炎」「黒炎」といった炎に種類があるのを証明しました」
「黒炎…」


少女の説明を聞き、掌に小さい黒い炎を発現する。


「アルカさんは黒炎でしたね」
「炎の中でも凶悪な効果持ちだったよな」
「はい、使用者の命を削る代わりに爆発的な力を発揮する
 まぁアルカさんは制御できるようになったので、命を削らなくても同等の力を出せるようになっていますが」
「スピラさんは何なんだったんだ?」

「数ある炎の中で最も「最強」とされている炎、「紫炎」の使い手だったようです
 記録によると、「紫炎」の発現者はスピラさんだけです」

「紫炎…、それはどんな効果を持っているんだ?」
「アルカさん、ミツヒデ様から話を聞いてないんですか?;」
「母さんとはあんま会わねぇからなぁ
 最近忙しいみたいで、…そういや最近ギルドに全然押しかけて来ないな」


言って言われて気が付いたアルカ。

微妙な表情を浮かべる少女であったが、話を続けた。


「身体的にも精神的にもダメージはないんですが…、
 「命」そのものを燃やす効果のようです」

「命を…燃やす…」






アルカと少女がスピラについて話をしている時。


スピラは街の奥にある建物の中にある歴代火の巫女の肖像画を見ていた。


「……………」


その表情は、何処か悲しげで。


「…巫女様…」


見ていた肖像画に触れる。

無意識に零れるその言葉。


「!」


その巫女の肖像画のすぐ近くに飾られている肖像画が気付く。

黒髪、黒いドレス、揺らめくような表現で描かれている紫のオーラ。






わ  た  し  だ






「スピラさんは最終的にどうなったんだ?」
「それは…、ぇと…、記録によりますと…、消息を断っています…」
「……どういう…ことだ…?」
「未踏の地域」「神の住まう神聖な地域」

 「足を踏み入れれば、二度と戻って来ない魔の地域」
 と、様々な呼び方をされている立ち入り禁止の地域をご存知ですか…?」
「……、まさ…か…、エリシオンのことか…!?」
「はい、スピラ様はエリシオン地域に行かれてから消息を断ちました
「…っっっ!!!」






――― ラノックス・遥かなる大地への道。


ふらふらとおぼつかない足取りのスピラ。


…何故こんなところにいるのか…。


≪お、おい、あれ見ろよ≫
≪女?しかもふらふらしてやがるぜ≫
≪お嬢ちゃんだいじょーぶー?ww
 オレたちが介抱してやろーかー?wwww≫


この地にたまたまいた魔族がスピラを見つけ、そう言いながら彼女の元へ寄ろうとする。
その様はチンピラのよう。


しかし。


突然、彼らを襲う「紫の炎」!


≪な!?何だこれは…って熱くn…ギャァァァァァァ!≫
≪熱い!熱くないのに熱い!ヤメロ!オレが!オレが燃えるぅぅ!≫
≪助けてくれ!助けてくれぇぇぇ!≫


やがて「紫炎」に包まれ悶え苦しむ彼らを尻目に、スピラは変わらずふらふらと歩き…。


奥に設置されている門の前へと行く…。


門に近付く度に、彼女の姿は変わっていき…。


やがて、肖像画のどおりの姿へとなってしまった…。



「待ってて…、今行くから…」











− 次回、vsスピラ…! −



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【ELSWORD】 ネタ帳集回21【二次創作】

− 脳内にあった未公開ストーリー −


―― あれから4時間が経とうとしていた。


「……、何も起きないぞ」
「火も大きくならない」
「どうした!早く直してくれ!」


4時間。何の変化がない。
ちっとも変わらない状況に、小人たちから野次が。


その直後だった。


ドンッ!


「「「「「!?」」」」」


スピラから紫色の魔力…とも違う、巨大なオーラが展開される!



スピラ

「…捕まえた」



アルカ

「(あのなびくような黒い髪は…!)」


驚く小人たち。
驚くと同時にその髪型に見覚えのあるアルカ。


「アルカさん!コイツです!!」


かざしていた手を天に掲げると、その小さな火からズルズルと引きずり出される黒い影。
それは地面に着地すると、徐々に巨大な形へと形成される。


「コイツは…!」


2・3倍もの大きくでっぷりとした黒と青を基調とした巨漢の怪物が。


「魔族!?」
「魔族だ!」
「魔族だーっ!」


「コイツは思念体か…!さっさと消してやる!!


慌てふためく小人たち。
6年前にアルカたちがラノックスを侵攻していた魔族を追い払ったにも関わらず、こんな場所に潜んでいたのだ。


アルカも直ぐ様戦闘体勢に入り、グッと構え…。


「カッター!」


ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!


凶悪な音を鳴らしながら削り切る紅く巨大な丸鋸。


「ア゛ァ゛ア゛ア゛ァァ!!」


バガァァァンッ!


「バスター!!」

「ォゥ゛ゥ゛ウ゛ウウッッッ」


腹部を削り斬られながら、高く掲げた拳を一気に振り落とされ、振り落とされた箇所からビキビキと音

を鳴らしながらヒビが入る。


しかし、アルカはこれをジャンプで避け、極太のビームを放つ!
出力し終えたところで空中でクルリと回り…。


「もういっちょ!!」
「ゥ゛ゥ゛ア゛ア゛ァァァッッッ」


再びバスター!
呑み込まれるがままの怪物。


プスプス…


「ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」


黒く焦げながら突っ立つ。
しかし、すぐに意識を取り戻し、巨大な火を纏った拳をアルカ目掛けて繰り出す。


「ふんっ!」


アルカも黒い炎を纏った拳を繰り出し。


ガガァンッ!


拳同士がぶつかる!


ゴッ!


「「「「「おぁぁぁぁぁぁぁ!!?;」」」」」
「っっ…!」


強力な衝撃波が辺りを吹っ飛ばす。
小人たちは吹っ飛び、火の再生に専念しているスピラもその様子を見ていた。


「ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ッッ!」
「貴様の存在を…!」


ゴポゴポ…ッッ


不規則に膨張していく闇の塊がアルカから数を増やしながら溢れ出てくる。
やがて、それは身体を覆うほどにまで増え、剣にも纏われていく…!


「消し去ってやる!!」





− フ ェ イ ト ス マ ッ シ ュ −





形成された巨大な禍々しい剣は次元を切り裂く。


その一撃が終わった時、怪物はいなくなっていた。


「……ふぅ…;」(シュゥゥ〜…
「倒した!」
「倒したぞ!」
「ありがとうなのだ!」
「皆、生きてるか?」
「おぅ、短期決着してくれたおかげで生きてるぜ!」
「そうか、スピラさんは…」


アルカの後ろに控えていた小人たちの無事を確認し、スピラの方を向くと。


「おぉ…!」
「これぞ我々がいつも見ていた炎!」


再生が終わったのか、消えてしまいそうだった火は大きく燃え盛る炎と化していた。


「…いや、前に見た炎よりも輝かしいぞ?」


彼らとアルカが知っている炎よりも、大きく燃え盛りながらもキラキラと輝いているのだ。



スピラ

「あの思念体に、炎の中に含まれているマナを徐々に喰われていたので、

 辺りからマナを集め、再び火に含ませました」



「火にマナを…?」
「含…ませる…?」


小人たちからしたら、ちんぷんかんぷんな説明だったが、感謝の舞いのつもりなのか、
大きな燭台の周りをピョンコピョンコ跳ねながらクルクル回っている。


一方でアルカは。


「…黒髪が戻ってる…」


スピラの髪の色が白くなっていることに疑問を感じていた。






− 依頼編、もう一つ続くんです −



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