母よ 私の乳母車を押せ 泣きぬれる夕日に向かって…

この頃はほぼ写真のアップだけになっています。時折お料理も載せるかも??

2016年05月28日の記事

YS

ブックオフ美術関連コーナー第三弾(かな??)です^^

実はYSじゃなくて

WYETH 

アンドリュー・ワイエス です^^

このタイトルの方が引っ張れるかなと思って、

ちょっと遊んでみました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、

現代アメリカを代表する画家の一人ですね。

現代アメリカの画家と聞くと、

直ぐにアンディ・ウォーホルの名前が

浮かぶ方が多いのではないかと思いますが、

私はウォーホルよりも、

サタデーイブニングポスト誌の表紙に挿絵を描き続けた

ノーマン・ロックウェルや、このワイエスの名前を上げたいと思います。

詰り私は基本的に写実的な絵が好きなんですね^^

写実的と言ってもロックウェルは明るくてユーモアのある画ですし、

ワイエスはシニカルと言ってもいい程、

ストイックに色数を抑えた表現をしますから、

ある意味真逆作品と言えるとは思いますが、

どちらも好きです^^;

 

さて先日、例によってブックオフの美術書コーナーで、

アンドリュー・ワイエス展のカタログを見付けました。

300円だったかな?^^

中をちらちらと読んでみると中々面白い事が幾つか分かりました。

先ず開催時期が1995年の2月−4月の愛知県美術館を皮切りに、

9月のアメリカカンザスシティまで続いています。

丁度愛知美術館での開催中に東北大震災が起こった訳で、

次の開催地東京に絵を運ぶのにとても大変だったという記述が、

ネットで調べると見付かりました。

それからこの時大体150位の作品が展示されたようですが、

カタログにはその一つ一つにワイエス自身のコメントが載っています。

これは以前メトロポリタン美術館での展覧会の際、

館長のトーマス・ホーヴィングが直接ワイエスにインタヴューし、

それを書き起こしたものを掲載させてもらったようです。

 

では長話はこれ位にして、何点かご紹介したいと思います。

「出典:1995年2月-9月のアンドリュー・ワイエス展カタログによる」

 

 

@

 

 



表紙です。

英語のタイトルは「アンドリューワイエス回顧展」

となっていますね。

絵は代表作の一つ「遠雷」(1961)を使っています。

ワイエスにしては比較的明るい色遣いですね。

 

 

 

A

 

 



「カーナー農場の春景色」(1933)

本人のコメントにもあるように16歳の時の作品だそうです。

早熟の天才ですね。

この頃から既にテーマはアメリカの原風景だったんですね。

 

 

B

 

 



「鈎てこ」(1965)

私が好きなのはこの絵のように

極端に使う色数を少なくして、

まるで単彩のように見えながら、

実にリアルに対象を捉えている作品です。

ただの木材と鉤が、なんてリリカルに描かれてるんでしょう。

 

 

C

 

 



「黒いベルベット」(1972)

モデルは有名なヘルガの方です。

20年以上彼女達姉妹(だったかな??)をモデルに

絵を描いていた事をワイエスの妻は知らなかったのは有名な話です。

画家としての天分は申し分ないですし、彼の描く絵も大好きなのですが、

人間的に(社会的モラルとかの問題で)どうかと聞かれれば、

× と答えるでしょう(笑)

でも芸術家と言われる人種には、

少なからず社会に嵌り切れない資質がある訳で、

そういう資質こそが素晴らしい作品を生み出す原動力になっている、

残念ながらそう思わずにはいられません^^;

 

 

D

 

 



「カス」(1995)

極端に陰影を強調したタッチはワイエスによく見られます。

暗い箪笥の側面と、極端に光を当てられた犬の顔の対比。

好きな作品の一つです。

 

 

 

E

 

 



「溢れる」(1978)

これも単彩の如き色遣いですね。

裸婦(ヘルガ)と壁が同化しているのではないか、

と思わされる程です。

 

以上1952年のアンドリュー・ワイエス展から

幾つかの作品をご紹介しました。

もしご存じなかった方がいらっしゃいましたら、

何所かでもう少し作品をご覧になって下さると嬉しいです。

 

では又〜〜     

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kazutoyo0626

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