2013年12月08日の記事
47RONIN
- 映画
- 2013/12/08 18:33
徳川綱吉が将軍職にあった日本。鎖国で海外と隔絶されていた当時、魑魅魍魎の跋扈していた諸国も、武家の支配の下、一応の安寧を保っていた。その一つに、名君浅野内匠頭が治める播州赤穂があり、一方、吉良上野介(浅野忠信)は、密かに赤穂を併呑する野望を持ち、側室の座に納まっている謎の女ミヅキ(菊池凛子)と共に、行く行くは徳川家をも滅ぼして天下を取ろうと目論んでいた。
カイ(キアヌ・リーブス)は、少年の頃、何処から共知れず赤穂に流れて来た異端児で、災いを招く鬼子として排除され掛けたのを浅野の温情で藩内に留まる事を許され、浅野の娘ミカ(柴崎コウ)にも愛されて成長した。カイは、浅野父娘への恩返しを心に誓っていた。
しかし、綱吉が赤穂を訪れていたある夜、城内でミヅキに妖術を掛けられ我を失った浅野は、寝所の吉良に切り掛かって負傷させる事件を起こし、綱吉にその現場を目撃されてしまう。
これに怒った綱吉は浅野に切腹を命じ、浅野家は取り潰され、一連の出来事を吉良の諜略では?と疑っていた家老大石内蔵助(真田広之)以下家臣達は禄を失い浪人へと身を落とす。赤穂は吉良の領地となり、ミカは1年後の喪明けに吉良と婚儀を約束させられる。その場での復讐をと猛り立つ家臣達を、今はその時期ではないと抑えた大石は吉良によって地下牢に押し込められ、家臣達は所払いを食らって四散、そしてカイは、出島のオランダ人に奴隷として売られてしまうのであった。
1年後、牢から出された大石は、百姓家に移り住んでいた妻『りく』と息子の主税(赤西仁)と再会。亡き君主を慕う家臣達と仇討ちに立ち上がる事を決断する。その準備の為、手始めに出島に乗り込んだ大石は、死闘の末にカイを救出し、婚儀の刻が迫るミカ姫を吉良の手から救う為、力を貸せと説得、同志に引き入れる。
圧倒的な敵の戦力と恐ろしい妖術に対し、固い決意と仲間との絆で立ち向かおうとする大石。
血判状を交わした四十七士は、吉良の城に侵入、ついに壮絶な戦いが始まったのである。
【感想】
日本の忠臣蔵をベースにした作品で、ファンタジーと思えば良いのだろうか?決して詰まらない作品ではないのであるが、違和感感じまくりの作品でもある。
恥ずかしながら、忠臣蔵自体のストーリーな『何となく』理解している程度であるが、『忠臣蔵』だと思って観ようと思うと、正直に言って期待外れに感じてしまうので、これは『忠臣蔵』ではなく、『他の作品』と思って鑑賞する事を勧める。
序盤で、いきなり魔獣が出て来た瞬間から頭の中は『えっ??これって忠臣蔵だよね?』と疑問符だらけになってしまった。
まあ・・・・・100歩譲って、魔獣も菊池凛子ちゃん演じる女狐・妖怪・鬼・天狗と言ったキャラは良しとしよう・・・・・。しかも吉良には女狐・浅野の方にも鬼・天狗と訳の分からないのと関わっている。そもそも女狐にしても天狗にしても存在の理由が分からない。
女狐なのに、何で龍に変身するのだ????
それにしても・・・・あの天狗の棲家に居たのは本当に天狗なのか??
それに出島で出て来たオランダ人??あれは・・・・ゴブリンではないのか??
そして、これは本当に日本か??と思わせる背景やら描写が多く、ハリウッドの勘違い日本オンパレードである。恐らく違和感の正体は、この勘違い日本であると思われる。
徳川綱吉??は明らかに??中国の領主の様な格好してるし、これの何処が城なのだ??香港映画に出て来る様な城である。
ラストの場面は・・・・あれは京都を意識した背景なのかな??
そして、明らかに浮きまくっていたのが『キアヌ・リーブス』であるし、キアヌ・リーブスの役どころと言うか立ち位置も良く分からない。
一応・・・・忠臣蔵に外国人が入ったら?と言うパラレルワールド的な作品ではあるが・・・・・。
吉良が悪役であったり浅野に娘がいたりと面白い設定ではあるが、違和感・・・・これが個人的には全てである。
赤西仁は・・・・最初から最後まで無表情でありました。
真田広之・浅野忠信・菊池凛子ちゃんとハリウッドに慣れている役者さんが揃っているし、柴崎コウちゃんも悪くなかった。
興味ある方はどうぞ・・・・と言いたいですが観るならば忠臣蔵を忘れましょう。
しかし、ハリウッドが手がける日本のイメージって???訳が分からない。
それと今回2D字幕で観たのだが、吹き替え版の方が『しっくり』来るのかな?
【なにわのチェック】
始まりました〜!!今回、真田広之と共に主演を務めたのは『キアヌ・リーブス』。
σ(д・`★)ミィーのイメージは『マトリックス』よりも『スピード』デ━(*`・ω・)b━ス!!
何か・・・・激太りしたニュースがありましたが・・・・あれは・・・・(。-`ω´-)ンー 役作りだろうな??
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